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【ハイパフォーマーのための栄養学】脂肪は敵であり見方である。脂肪との正しいつき合い方

wo kommen die Tapsen auf der Butter her ?

健康を気にするあまり、または体型を気にするあまり、
脂肪はできるだけ摂らないようにしていますか?
しかし、ハイパフォーマンスを出したいと考えているあなたにとって、
それは逆効果かもしれません。

本日は脂肪とのつき合い方について改めて考えて見ましょう。

 

脂肪は健康にとっての敵なの?

最近の風潮では「脂肪を食べると太る」はウソ、と言われています。

摂取カロリーが必ずしも体重に反映されるわけではない。
また、正しい脂肪はクリーンに燃焼し、栄養たっぷりで、満足をもたらすエネルギー源で、
体も脳も最大限に機能させてくれる。
という主張の方が市民権を得つつあります。
ヘルシーな脂肪は体内のホルモン値を維持調整してくれ、
体重は増えるよりもむしろ減るという意見もあります。

これらの考えがどれだけの人に当てはまるかはまだ検証が必要ですが、
一つの考えとして
脂肪を一緒くたに「悪」とするのは間違っているのではないでしょうか。
なぜなら、脂肪とは人間が生きていく上でなくてはならない重要な栄養であるから。
飽食の今では脂肪は摂りすぎるのを悩むくらいですが、
そもそも脂肪というのは生きていくのに不可欠だから
人間は長い進化の中で体内に貯蓄しておくという能力をもつようになったのですから。

脂肪=NGと決めつけず、
その特性を理解するところから始めましょう。
なぜなら、脂肪は脳のパフォーマンスを出し切るための「燃料」なのだから。

 

じゃあ「動物性脂肪」が体に悪いの?

身体にいいと言われている脂肪といえば、
流行のココナッツオイル
美容に良いと言われ続けているオリーブオイル
これも美容に良いと人気のアボカド。
それに加えて、バターが優良な脂肪であると近年言われるようになりました。
きっかけは、シリコンバレーきっての大企業のエグゼクティブでもある
デイヴ・アスプリー の「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」と
そこで「完全無欠の朝食」と紹介されたバターコーヒーの影響でしょう。

長らく信じられてきた常識、
「動物性脂肪は身体に悪いから控えるように」
これは1950年代に出たこの学説が世界に衝撃を与えて以来、永らく常識であったが、
実は、結論に合わない臨床結果を捨てていたことによる捏造だったということ。
衝撃的ですよね。
いままで信じてきた動物性脂肪は悪だ!というのが完全否定されました。

 

本当の敵はトランス脂肪酸

動物性脂肪であるバターよりも
マーガリンの方が低脂肪で健康的。
昔はそういわれていましたが、今では全く逆。
マーガリンはトランス脂肪酸でできており、絶対に避けるべき、です。

アメリカではこのトランス脂肪酸の食物への利用が
「食用に値しない」として最近、食品への禁止となりましたが、
日本ではまだ普通に使われているので要注意。
ファーストフード店等の油も避けた方が無難でしょう。
実際、私はファーストフードを普段あまり食べませんが、
時々食べるとその日や翌日の脳はぼんやりした感じで気分も沈みがちになります。

私個人の感想として、朝、良質なバターを摂ると一日調子が良いです。
お気に入りはフランス土産で購入したフランス産バターのボルディエ。
日本ではかなりお高いので、ストックが切れたらどうしようかなぁ、と悩み中。

 

何が自分に合うかは人それぞれですが、
自分がどんなものを食べていて、それがどんな影響を与えるかについて
意識してみると体調は変わるでしょう。


正しいエネルギーを補給して、今日もハイパフォーマンスを発揮してくださいね。